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坂元健児さんとの出会い



現在は退団されてますが、この人がいなかったら劇団四季を今のように愛せているかどうか分かりません。
四季ファンとして、いやミュージカルファンとしての一歩を踏み出すきっかけとなった俳優さんです。

 

出会い

 


初めて「坂元健児」の存在を知ったのは2000年に見た「めちゃイケ」のあのシーンです。
それまでJRの車内に貼ってあるシールの交告でパペットををつけて飛んでいる姿は見ていましたが、それはあくまでも「ライオンキングの人」という認識で終わっていただけでした。(当時はむしろお面をつけてライオンの役をやるということに違和感を持ってました。)

 しかし、2000年に見た「めちゃイケ」でそんなイメージが一掃されることになりました。
 やっぱり印象的なのはあの場面ですね。シンバでの出演を希望するナイナイの岡村さんの力量を見るために「終わりなき夜」のオーディションを受けさせようとしたものの、歌をほとんど覚えてない岡村さんを見かねた浅利先生が「じゃあ、ちょっと健児に歌わせてみようか?」、鎮守先生「そうですね。」
で登場した坂元さん。

響き渡る歌声、圧倒的な声量、、もう、ブラウン管越しでもその凄さが存分に伝わって来ちゃいました。

な、なんだこの俳優さんは。。

子供の時に抱いた「四季の俳優さんはすごい」という思いを再確認することができました。

そして、「ライオンキング」を見たい!!と心底思いました。

しかし、
どうやったら見れるのか。
そして四季劇場はどこにあるのか。
まず、そこからしてわかりません。演劇の世界はほとんど知りません。手がかりがない。
今でこそインターネットは常時接続がかなり普及していますが、当時はダイアルアップ接続が一般的で、そしてちょっと贅沢な人がISDN回線という時代です。
今なら「ライオンキング」で検索すれば一発で分かりますが、そんな知識もなく、非常に困っていたらあることを思い出しました。

「電車の広告に電話番号があったじゃん」

 さっそく出勤途中の車内でメモしました。
 しかし電話するもちょっと勇気が必要、なぜならチケットが入手困難であるということを考えると、電話したところで「その日はあいにく満席となっております」とか言われそうで心配。それに電話しても断られるってなんか嫌だなあ(電話すればいいのに)。それにチケットっていくらするんだろう?ミュージカルって高そうな印象があるし
・・・などと考えていたら朗報が。
それはテレビを見ていた時のことでした。

坂元シンバ「インターネットでライオンキングのチケットが取れるんだ」

カチカチ(クリックする音)

坂元シンバ「・・・あ。取れた」

坂元シンバ「ウオーー!」

ラフィキも出て来ていっしょに万歳

そう、坂元シンバが自分でライオンキングのチケットをネット予約するというあの伝説のCMでした。
シンバが自分で予約、しかも学習机で、このシャレの効いたCMでライオンキング観劇が決まりました。
数日後やって来たチケット。日付は2001年5月3日、かなり先の日付でしたが、二人で並んで見れて、かついい条件の席で、確実に休める日がここしかなかったんです。申し込んだのは2000年の12月ごろだったような気がするので、ひじょ〜〜にその日が待ち遠しかったです。
それまでの長〜い日々をほぼ毎日「めちゃイケ」のビデオを見て過ごしました。ダビングしてバックアップを取ってなかったら今ごろそのビデオは擦り切れて消滅していたかもしれません。


そんな生活を繰り返し、やっと五月がやってきました。
待ちに待った初観劇の日が来ました。何度夢に見たことか。。
インターネットで地図も確認して万全の態勢です。
大通りを渡って、コンビニの並びの横の細い道に入るとシンバの絵が描かれた四季劇場の姿が現れました。すごい!カッコいい!テレビのまんま!ライオンの顔が書いてあるぞ!!この時点でテンションがかなり上がりました。
劇場の中は赤絨毯で大人の雰囲気です。すごいぞ!劇団四季。
入るとすぐに見えたのがキャストボード、さっそくシンバを名前を探します。坂元さんに決まっているけど一応確認しないとね。
しかし、キャストボードには

 

 

 

シンバ  阿久津陽一郎

 

 

 


これを見て言ってしまったバチ当たりな一言
「阿久津さんかあ」
阿久津さん本当にごめんなさい。あのころは本当に何も知らずに言ってしまいました。
今、振り返って見たら阿久津シンバを最初に見れたことってすごくラッキーだったのに、なんてことを言ってしまったのでしょう。
フォローのために阿久津シンバについて
非常に大好きなシンバです。
とても嬉しそうに演じてらっしゃいますし、歌もかなり上手です。
すごく大事に役を演じる姿はすごく見ていて嬉しくなります。
実際に見たことはないですが、「笑いの巨人」シンバの格好でありながらサークルオブライフのレイヨーのパートを歌ってくれた時は鳥肌ものでした。

その「なんだ」という気持ちを一発で吹き飛ばしてくれたのは
ハクナマタタで登場した瞬間の阿久津ボイス(癒し系)でした。
おかげで第二幕以降はまったく心配なく、心ゆくまで楽しむことができました。
自分も岡村ハイエナみたいに叫びたい
「ラインオンキング、サイコーー!」って。

しかしここで失敗。初めての観劇で知識がなかったので配布されているキャスト表を貰い損ねてしまいました。
阿久津シンバ、金ラフィキ、そしてたぶん樋口ナラ、、それ以外にいったい誰が出ていたのかさっぱり分かりません。
初めて見たライオンキングのキャスト、未だに分からないです。泣


 最高の初観劇を終えた夜と翌日は余韻に浸れて非常に良い感じでしたが、二日後から始まりました。四季ファンが必ずなるという「禁断症状」が。ライオンキングを見たくてたまらないです。あの世界観、「サークルオブライフ」「シャドウランド」「終わりなき夜」を生で聴きたくてたまらない。しかし、チケットってすぐに取れないし。。どうしよう。


 結局、その土曜日にチケットを持ってないものの二人で四季劇場まで行ってしまいました。見れなくてもいい、劇場に行けるだけでもうれしいから。
 しかし、驚いたことに立見席というものがあることを発見、しかもわずかではあるもののまだ残ってるとのこと。数時間後、三階立見席に二人の姿があったことは言うまでもありません。
この時のシンバは友石さんでした。もう一度、阿久津さんのシンバっぷり見たかったという気持ちが少しありましたが、ハクナマタタの登場シーンで「やっぱりシンバをやる人はすごいな」と実感、すごく高音が綺麗なシンバさん。その後はやっぱり心配なく心行くまで楽しむことができました。

その翌週以降、当日券を求めて週末の朝からチケットボックスに並ぶのが日課になりました。


しかし、坂元さんはいつ東京に来るの?

ずっと福岡のキャスト表には坂元さんの名前があるし、東京のファンも見捨てないで。すると七月の下旬ごろから坂元さんの名前が消えました。

これは、もしかしたら東京に来るんじゃない?

頼むから他の公演に行かないで東京ライオンキングに来ますように(祈)

そんな、ある月曜日、四季のHPでライオンキングのキャストをチェックしていると

 

シンバ 坂元健児

 


つ、ついに、坂元さん登場!!!

その頃、毎日見ていた四季のファンのサイトにも「坂元さんおかえりなさい」と書かれていて、みんな待ってたんだな〜と嬉しくなりました。
すでに四季の会の本会員になっていたものの「前日予約」というシステムを知らない僕は週末に超早起きしてチケットボックスに並びました。その週は坂元さんが登場ということもあったのでしょう、いつもより多かったです。さすがさすが。

「めちゃイケ」を見て約10ヶ月、やっと、やっと、やっと坂元さんを見れます。
この日ばかりは、「サークルオブライフ」の後に「ハクナマタタ」のシーンをやってほしいぐらい待ち遠しかったです。
待ちに待った登場シーン、現れた瞬間に涙が出そうになりました。
本当に会えるのか心配で心配で堪らなかった坂元シンバのハイパーボイス、ハンパじゃありませんでした。

ジャンプは高いし、

動きのキレがすごい。

素晴らしい躍動感!

パペットが生きてるみたい。

一幕が終わった後のロビーには二人で溜息と笑顔で座っている姿がありました。
二幕の「終わりなき夜」の歌いっぷりの素晴らしさ、阿久津さんも友石さんも良かったけど、やっぱり坂元さんのは特にいい!!3階席なのに距離なんて関係なく思いっきり伝わって来ます。速球派のピッチャーが直球勝負で来るような、ダイレクトな声に観客に気持ちを伝えるような素晴らしい歌でした。




やっぱり坂元シンバ、ただものではなかった。

 

この8月も当然ながら毎週通いました。
しかし、悲しいことに9月以降は福岡に行ってしまったんですよね。
まるで夏休みだけの限定みたいでした。
なんで、東京にいてくれないんでしょう。。。

つづく

注意:こちらの文章を読んで「ビデオをダビングして下さい」というメールを沢山いただくのですが、
著作権の問題がありますので、すべてお断りしております。ご了承下さい。

 



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